実技 写真合成・補正加工実習④

-本日のアジェンダ-

1限目
実技 写真合成・補正加工実習③
チラシ制作

2限目
実技 写真合成・補正加工実習③
チラシ制作

3限目
実技 写真合成・補正加工実習③
チラシ制作

4限目
実技 写真合成・補正加工実習③
チラシ制作

5限目
実技 写真合成・補正加工実習③
入稿用データ作成

本日のテーマ

チラシのブラッシュアップしましょう

【1】文字デザイン

文字や文章の「読みやすさ」は、可読性、視認性、判読性という3つの要素から成ります。「可読性」とは文章が読みやすいか、「視認性」とはパッと見た瞬間の認識しやすさ、「判読性」とは誤読がないか、という指標です。書体(≒フォント)の種類や文字のサイズを変えたり、行間や字間を調節することで、これらの要素を高めることができます。ただし、どの要素を優先させるかは資料の目的や状況によって変わります。プレゼンのPowerPointsスライドなどでは視認性と判読性を、申請書などのWord文書などでは可読性を重視します。

【2】レイアウトデザイン

見やすいレイアウト、わかりやすいレイアウトを作るときの重要なポイントは、ただ闇雲に文字や絵を配置するのではなく、発表者の頭の中にある「ロジック」や「事柄と事柄の関係性」に即して文字や絵を配置することです。関係性の強いもの同士は、近くに配置したり、同じ色を使ったり、線で結んだり、大切な事項を目立つ色にしたり、目立つ場所においたり、という簡単なことです。「理論やストーリーをレイアウトする」ことが大切であるということを忘れないでください。

【3】配色デザイン

スライドやポスターには「」を欠かすことができません。白黒の単調なものよりも、いくつかの色を使ったものの方が魅力的ですし、理解を助けてくれることもしばしばあります。ですが、適当に色を選んだり、むやみにたくさんの色を使うことはよくありません。色の正しい使い方を覚えておくと、快適で見やすい発表資料ができます。

伝えたいことが相手に伝わるデザインを!
主役を引き立たせる為のデザインを考えて見ましょう。

  • フォントの種類はそれで良いか。(タイトルは目につく、テキストは読みやすく)
  • 文字のサイズ・色はそれで良いか。(強弱をつけましょう)
  • 行間、文字間を調整しましょう。
  • 文字装飾をつけて見ましょう。
  • 余白を揃えましょう。
  • 変化は大きく!少しの違いは気づかれないし、落ち着かない。
  • 背景色は主役を引き立たせる色になっているか。
  • 関連するイラストを配置してイメージを盛り上げましょう。

◆文字装飾

◆QRコード作成


■Illustrator操作のキーワード 

スウォッチパネル

スウォッチパネルには、カラー・グラデーション・パターンの3種類を登録することができます。自分で作ったスウォッチは登録できるのでうまく使いこなしましょう。
※ グラデーションとパターンはグループ化できません。

カラーパネル

オブジェクトにカラーを適用する作業は、Illustrator ではよく行われる作業で、ある程度のカラーモデルとカラーモードに関する知識を必要とします。オブジェクトにカラーを適用するときは、最終的に出力する媒体に合わせて、適切なカラーモデルとカラー設定を使用する必要があります。Illustrator では、スウォッチパネル、カラーガイドパネル、カラーを編集/オブジェクトを再配色ダイアログボックスなどを使用して、簡単にカラーを試作したり適用したりすることができます。

グラデーションパネルとグラデーションツール

グラデーションツールまたはグラデーションパネルを使用してグラデーションを作成または変更できます。アートワークで直接グラデーションを作成または変更し、変更内容をリアルタイムで表示するには、グラデーションツールを使用します。

■グラデーションパネル
※「ウィンドウ」>「グラデーション」にあります。
グラデーションツール
※ツール群の中にあります。

スポイトツール

llustratorとPhotoshopにはカーソルを合わせた部分の色情報を抽出する. 「スポイトツール」という便利機能があります。

【おまけ】フリーグラデーションについて

「フリーグラデーション」 Illustrator CC 2019からの新機能です。


印刷データの納品について

印刷データに不備がある場合は、納品できない事があります。
必ず印刷会社ごとに取り決めがありますので、注意点を必ず読み場合によっては直接問合せ等を行ってから印刷入稿ししましょう。

入稿の注意点

  1. サイズ・トリムマーク(トンボ)の設定
  2. カラーモードはCMYKで作成
  3. 塗り足し・文字切れについて
  4. モノクロ印刷の場合・グレースケールへの変換
  5. 画像のリンク配置と埋め込み配置
  6. アピアランスの分解
  7. フォントのアウトライン化
  8. オブジェクトアウトライン化
  9. 入稿のファイル形式(ai等の推奨保存設定)