ポートフォリオについて
そもそものポートフォリオの意味と語源
PORTFOLIOとは、複数の書類をひとまとめに持ち運べるケースの意味
Portfolio(ポートフォリオ)とは、日本語に直訳すると「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」という意味です。つまり「書類を運ぶためのケース」のことを表し、個々の書類を別々に扱うのではなく、書類全体をひとつの物として扱うという意味を持っています。
一見、バインダーやファイルと似たようなニュアンスに聞こえますが、これらは正確に言うと「書類を糸などで綴じる」という意味を持つことから、ポートフォリオとは若干の違いがあります。ポートフォリオの本来の意味は、そのファイルにきれいに綴じられる前段階の紙書類をひとまとめにして、運びながら出し入れできるケース、といったイメージです。
ポートフォリオは相手に合わせて内容を変えていくもの
「書類を綴じない=内容物をひとまとめにしながらも、部分的に差し替えることを前提にしている」という点が注目ポイントです。つまり、ポートフォリオは、完成品をひとつだけ作るのではなく、提示する相手と状況に応じて内容を差し替えていく、という意味合いがそもそもの根本にあるのです。
したがって、転職活動に置き換えるならば、Webデザイナーの場合、UIに強みを持つWeb制作会社の採用面接に行く時は、自分のUIスキルがアピールしやすい資料を中心にポートフォリオをまとめ、グラフィックにこだわりの強い会社に面接に行く時は、グラフィックスキルをアピールしやすい資料を中心にまとめる、そういったアレンジが自然の流れであり、「転職活動で複数社の面接を受けたが、持っていったポートフォリオはすべて使い回しだった」といったことのないように注意が必要となります。
また、こまめなアップデートも大切です。特にWeb系のクリエイター職は、技術の進化やトレンドの変化のスピードが速いため、一回作って終わりということではなく、できる限り新しい作品に差し替えていきましょう。
Webポートフォリオと紙ポートフォリオの違いって何?
Webデザイナーが自らの作品を発信するために必要なのがポートフォリオサイトです。また、作品をそれぞれ紙に印刷しファイリングしたのが紙ポートフォリオ。
それぞれの違いは簡単にデジタルかアナログかということです。
ポートフォリオサイトなら、Webエントリーや名刺にURLを記載することでネットを通じて作品をアピールできます。
紙ポートフォリオなら、面接時や相手と直接コンタクトをとった際、直接口頭で作品をアピールできます。
ポートフォリオ、構成のまとめ方
全体構成
- 表紙(掴み)
- プロフィール・目次(要約)
- コンテンツごとの表紙
- 作品(メイン)
- 作品(サブ)
- 締めのメッセージ
個別作品の構成
- 作品名
- 作品内容
- 制作内容
- 企画意図
- アピールポイント
参考サイト
- 転職に有利なポートフォリオの作り方|企業が見ているポイントとは?
- 最強ポートフォリオの簡単な作り方 | 未経験からWebデザイナーへ!【2019 …
- 【Q&A】ポートフォリオのページ数はどのくらい必要ですか?
- 僕が思わず内定を出してしまった未経験者のポートフォリオ
- た行で考える、採用ポートフォリオの作り方(主にクリエイティブ職向け) – note
- 【誰でもできる】未経験Webデザイナーのポートフォリオの作り方
「プレゼンテーション」について
ポートフォリオ作成のポイントとして、いかに「自分をプロデュース」するかを考えなければなりません。
「見てもらいたい自分」「そう思われたい自分」「変えたい自分」
そこで、改めてプレゼンテーションという手法を考えてみましょう。